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| ＞スリマの地図（別ウィンドウで開きます） |
| ホテルに戻ったのは４時過ぎ。夕飯を食べに行くにはまだ時間が早すぎるので、ホテルのプールに行くことにする。 プールはホテルの裏手の、広い庭を通り抜けたところにある城壁の上にあり、プールサイドからはマルサムセット湾とその対岸が眺められた。パラソルやビーチチアが幾つも置かれており、十数人ほどが寝ころんで本を読んだり、そのまま眠ったりしている。プールそのものは長さ１５ｍほどの小さなもので、おじさんが１人泳いでいるだけだった。 椅子の一つにバスタオルを敷いて貰い、寝ころんで本を読んだり、プールで泳いだりして小一時間ほど過ごす。 部屋に戻ってシャワーを浴び服を着替え、夕飯を食べに外に出ようとロビーの前を通ると、アフタヌーンティー（ケーキ＆サンドイッチの３段重ね）をとっている人達がいた。美味しいそうだし、夕飯代わりにちょうどいいと、ウェイトレスにまだアフタヌーンティーをとれるかと聞いてみる。するとケーキが終わってしまったのでサンドイッチだけになるけど、それで良ければとの事なので、それをお願いすることにした。サンドイッチは卵とハム。それにサラダとポテトチップスが付いていた。 |
| 食べ終えた後、スリマへと向かう。 フェリーは終わってしまった時間なので、バスを使う。 スリマのフェリー乗り場でバスを下りると、プロムナードを岬の先端にある Tigne 砦の方に向かって歩いて行った。日はずいぶんと傾き、対岸のヴァレッタの街と城塞は、蜂蜜色から橙色へと色合いを変えていく。 Hotel Fortina の前を通り過ぎるとプロムナードは途切れ、道は左へと曲がり岬を横切って、反対側にある地中海の方へと続いていた。道の右側は無人の建物が建ち並び、ちょっと怖い雰囲気。 地中海側に抜けると、右手にある Tigne 砦への道は工事中で立ち入り禁止。しかたなく、さっきの怖い建物の間を抜けていくことにして、道を引き返した。 無人の建物は窓ガラスが割れ、階段にはゴミが溜まっていて、数年間放置されてきたようだった。建物の先１００ｍほど向こうの堤防沿いに車が数台停まっているのが見えたので、そこまでダッシュで走り抜ける。 停まってる車の殆どがカップルだったが、小さな子供連れの家族もいた。この砦手前にある堤防から、ヴァレッタが眺められた。 やがて日は沈み、辺りは薄暗くなってきた。あんまり暗くなるとさっきの所が怖いので、プロムナードまで引き返す。そして今度はそこからライトアップされたヴァレッタの姿を眺めた。 |
| さてもうそろそろスリマの街でもブラブラしに行こうかと思った時、ヴァレッタの方から凄まじい爆竹の音が聞こえ、続いてブラスバンドの演奏が聞こえてきた。 ・・・今日は何かのお祭りの日？ 急いでバスに飛び乗り、ヴァレッタへと戻る。 |