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Last update : 25/07/'04
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アルバニア1日探索記 5

昼食

 ツアー全員バスに戻って出発。すでに時間は15時を廻っていた。来た時と同じ道をサランダに向かって走る。
 再び湖の脇を走るが、ガードレールの無い崖っぷちのぎりぎりを走るので怖い。絶対転がり落ちた車があるだろうなと思ってたら、崖の途中にひっくり返った車が引っかかっていた・・・。
 途中通る村では、何故か建設中または建設途中で放り出された家が多かった。建設中の家の上の階からロープ1本で人がぶら下がっている・・・と思ったら、服を着せた等身大の人形だった。あんまり気味のいい物では無いが、あれはかかしのような物なんだろうか?

 サランダの街へ戻り、車は両替をしたレストランの前へ・・・昼食もここなんですか?(泣)

 「これからこのレストランで昼食を取って、その後は自由行動です。6時には港に集合してください。」とガイド氏。
 「ちがうでしょ。昼食のあとは土産物でしょ。」と言ったのは、ツアーの最初に土産物屋のことを聞いていたアメリカ人のおばさん。
その後ガイド氏とおばさん&その近くに座っていた人との間でいろいろやりとりがあり、昼食の後ガイド氏の案内で土産物屋に行き、それからレストランに戻ってバスに乗って港に行くことになったようだ。

 レストランの中に入るとビュッフェスタイルで食事が用意してあった。トマトときゅうりのスライス、ポテトフライ、サジキ、牛肉のソテー、肉団子、フェタチーズのパイ等々と、ギリシャ料理とほとんど変わらない。さっきのコーヒーがあまりにショックだったので、無難そうなトマト・きゅうりのスライスとポテトフライを沢山、あとは味見程度の量を取って席に戻る。ボーイが飲み物の注文を取りに来たが、値段と味が気になって断った。

 料理はすでに冷めていた。味は不味くは無いが美味しくも無い。

 レストランのコーナーの一部に民族衣装を着たおじさんと普通の服を着たお姉さん、ギター(マンドリンだったかもしれない)を持ったおじさんがいて、アルバニアの歌を歌い出した。写真を撮ろうとカメラを構えたが、電池切れで動かない。予備の電池は日本から持ってきていたが、ホテルの部屋の鞄の中。
 民族衣装を着たおじさん達は私がカメラを構えたのを見てわざわざポーズを取ってくれている。申し訳ないので撮っているフリをした。

土産物屋めぐり

 食事が終わりトイレを借りて出てくると、例のアメリカ人の土産物屋に行きたいおばさんが「土産物屋に出発するから店の前に集まって」と声を掛けてきた。言われた通り店の前に出る。

絵葉書2 店の前では地元のおばさんと6〜7歳ぐらいの女の子が、小さな花が刺繍されたハンカチや絵葉書を売っていた。絵葉書はサランダの街を写したものや民族衣装の女性を写したものが数種類。絵葉書の写真と印刷の質はブトリントで買ったものよりはるかに良い。値段を聞くと50レク。さっきの半額じゃないか〜。

 民族衣装のが欲しいなと見ていると、女の子がしきりにサランダの夜景の絵葉書を2枚で100レクと勧めてくる。悪いがこんなショボい街の夜景の写真なんていらん。そっちはいらないこっちだけと、身振りで示しながら民族衣装の(右写真)を1枚だけ買おうと100レクコインを渡すと、女の子は横の母親を「どうしよう」といった表情で見た。母親は怖そうな顔で女の子と私を睨み付ける。そして女の子は「釣りが無い」と伝えてきた。嘘つけ、私の前に買った人から小銭もらってたじゃないか。ちっちゃい子に何嘘付かせてるんだと母親に怒りを覚えつつ、「大丈夫、50レク持ってる」と言って、記念に手元に残しておこうと思っていた50レクコインを渡して1枚だけ購入した。

 さてツアー全員が揃ったので、土産物屋ツアーに出発。ガイド氏の後にぞろぞろと行列作ってついていく。タンクトップ&半ズボン&サンダルという完全バカンスウェアの白人集団+インド人夫妻(奥様はサリー着用)+東洋人の小娘という行列は珍しいというより怪し過ぎるのか、地元の人達が離れてこっちを見つめている。

絵葉書3 行列は海岸沿いの道から、街の大聖堂の脇を通ってメインストリート?へ。そこから少し中に入った所にあるタバコ屋へ。店の前には沢山絵葉書が売られていた。絵葉書の質も良く、種類も豊富でブトリントをはじめ、アルバニア各地の名所や民族衣装の絵葉書もあり、値段は1枚30Lek(0.25Euro)と書かれていた。100レクや50レクで買った私はなんなんだと悲しくなった。おまけにユーロも使えるのか・・・。数枚絵葉書を選びユーロで支払う。


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