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 離陸後すぐにドリンクのサービス、そしてミールサービス。食事が終わる頃には、飛行機はシチリアのパレルモ上空を飛んでいた。その後飛行機はローマ辺りからイタリア半島上空へと入り、フィレンツェ上空を飛び、ロンバルディア平原を通って雪をかぶったアルプスへ。アルプスを越えると飛行機は高度を落とし、チューリッヒ湖を廻ってチューリッヒ空港に着陸した。今日はここで１泊。 荷物は関空までスルーにしてあるので、入国検査を終えるとＡＴＭでスイスフランを下ろしてから空港駅へ。チューリッヒ中央駅へは列車で１０分ほど。 |
| チューリッヒのホテルは中央駅から川を渡ったところにあり、徒歩１５分ほど。途中歓楽街があるのだが、そこで「カリプソの部屋」という、裸同然のお姉さま方の写真をべたべた貼ったお店を見かけた(^^;) ところでこの日のチューリッヒ、マルタより暑かった。それもまるで梅雨時のように蒸し暑かった。ここは本当にスイスか〜？ 夕飯は機内食を食べていたので軽くと思い、川沿いの１軒のカフェへ。季節限定で苺メニューがあり、苺とレモンというのを頼んだ。苺にレモン汁をかけたものだった・・・。 次の日の朝は、飛行機が１４時発なのでのんびり。ホテルの部屋の電話には日／米・スイス・ドイツ用のデータポートがあったので、通信を試みる。チェックアウトし、チューリッヒの街をぶらぶら散歩してから、１２時頃空港へと向かう。 空港に到着すると、発着案内で関空行きは２時間遅れの１６時発に変更となっていた。 出国検査を済ませ、トランジットエリアのレストランでお昼を食べる。周りを見ると、日本の団体さん達がクーポンか何かを持っている。あ、もしかして、スイスエアーからミールクーポン貰えたのかな？通りかかったその団体の添乗員さんに聞いてみると、「よろしかったら僕が取ってきますよ」との答え。取ってきてくださった。その節はありがとうございました、某Ｋ社の添乗員のお兄さんm(__)m。 その後電源も備えたパソコン用のデスクがある所があるので、そこで旅行記の続きをパソコンに打ちながら時間をつぶす。 やがて搭乗アナウンスがあったので、パソコンを仕舞ってゲートへ。５月半ばの火曜日なのに、飛行機に乗り込むと４〜５つぐらいのツアー客で満席状態だった。 私の席は後ろから２番目の２人掛けの窓際。隣は私と同世代の女性添乗員、挨拶さえしないすごく無愛想な人。疲れているのもわかるし、私は客ではないので慣れ慣れしくする必要もないが、１２時間も隣同士なんだから、軽く会釈するぐらいの気配りはあってもよいのでは？プロなんだから。 そんな彼女に、机出した上に飲み物置いてアイマスクして寝られた日にゃ奥の人間はトイレに立てないんだよ、という想像力が働くわけもなく、なかなかトイレに立つこともできない、苦しく長〜い１２時間を過ごすことになった。 行きのビジネスクラスが恋しい・・・。 飛行機はロシアからモンゴル、中国、韓国を通って日本海へ。小豆島や淡路島が見えると、ほっとすると同時に、これから毎日仕事かと悲しい気分にもなる。そして関空に着陸。 ・・・そしてその足で会社に行き、この１１日間に間に溜まっていた仕事を片づけてから家に帰った。 こうしてKoshinのマルタの旅は終了した。 |
| ＜１年経って・・・＞ 記憶から結構いろんな事が抜け落ちていて、このＨＰ版のマルタ探索記を書きながら「ああ、そんな事もあったな」と思い出すことが多かったです。そしていろんな事を思い出すたびに、マルタの海の蒼さや、食べ物のおいしさ、そしてマルタの人々の人なつっこい笑顔が懐かしくなり、またかの地を再び訪れたいという気持ちが強くなりました。 この探索記はこれで終わります。しかしまだまだマルタで見ていない所も多く、またあの透明な海でお魚と一緒に泳ぎたい！・・・・きっとそう遠くない日にマルタを再訪することになると思いますので、その折りには「続・マルタ探索記」をアップしたいと思っています。 ここまで読んでくださった皆様、この長い探索記にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。 〜 Koshin 〜 |